基礎体温についての思い出

20代後半で結婚してから、子供が欲しいと真剣に考えた事が無くなんとなく新婚生活を楽しんでいた私でしたが、30代になったころから、さすがに子供の事を考えはじめるようになりました。まわりの友人達が次々と妊娠していき、自分だけが取り残されていくようなそんな感覚になったことが大きなきっかけとなったのだと思います。

いざ子供が欲しいと思って、自分で生理から数えて14日目あたりが排卵日だという勝手な推測の元、子作りを何度かしたのですが自分が思うほど簡単に子供は出来ず、あっという間に4ヶ月が過ぎてしまいました。

そのころからさすがに妊娠は簡単に出来るものではないのだという事が分かり、友人に基礎体温をつけたほうがいいとのアドバイスをもらい、慌てて薬局から基礎体温計を購入してきたのでした。


基礎体温を付け始めて毎日しっかりとグラフに体温を記入してみたのですが、ネットの情報のように、きちんとした高温期と低温期のハッキリとした二極化がグラフ上には現れず、いったいいつが排卵日なのかも分からないような状態でした。

産婦人科を訪れる前に最低でも1,2ヶ月分のグラフをきちんと付けたものを医師に提出した方がいいとのアドバイスも受けていたので、とにかく毎日きちんと起床前に基礎体温を測り記入するという日々を継続しました。


ちょうど基礎体温計測を始めて1ヶ月経ったころから、高温期から、がくんと下がる状態、所謂排卵日がハッキリと分かる理想的な基礎体温図が見て取れるようになりました。そしてその排卵日に子作りをすることを2ヶ月続けた結果、めでたくスピード妊娠と相成ったのです。

その時の達成感はもう言葉には表せないほどのものでした。主人と妊娠検査薬のスティックを二人で覗き込みながら、幸せ一杯な気持ちに満たされたのを昨日のことのように思い出します。


私の妊娠は、やはり言うまでもなく基礎体温計のお陰だと思っています。昔のような、いい加減な排卵日の予測だけでは絶対に妊娠できなかったでしょう。これから妊娠を考えている方には基礎体温を毎朝測る習慣をつけることを強くおススメします。

 一覧にもどる

Page top icon