妊娠希望中は基礎体温で一喜一憂

結婚した年齢が高めだったこともあり、早期の妊娠を希望していました。生理周期が若干不規則なのが不安でしたので、まず基礎体温を測ってみることにしたのです。

基礎体温については学生のころ授業で習ったことはありましたが、実際に測るのは初めて。まず近くのドラッグストアで手ごろな婦人体温計を購入し、さっそくその日から測定しました。

「毎朝、同じ時間に測る」という決まりが守れるか不安でしたが、意外にできるものです。1ヶ月試してみましたが、なんだかグラフはガタガタ。2ヶ月目は少し低温期と高温期が区別できましたが、体温計の説明書に載っている参考のグラフのようにはなりませんでした。

それでも高温期が15日以上続き、市販の検査薬で調べてみたら妊娠反応が陽性。とても嬉しかったです。しかしすぐに流産。やっぱり高温期がハッキリしないとダメなのかなぁ・・・と思ったりしました。


それから再び妊娠を切望しながら基礎体温を測りましたが、グラフは以前にも増してガタガタ。この頃、思い切って多機能な基礎体温計を購入したのです。この体温計には測った体温を保存しておくことができ、妊娠の可能性をマークでお知らせしてくれたりもします。朝はアラームで測定時間になると起こしてくれる機能も付いていました。ところがこの体温計が重いのです。口に咥えて測らなければいけないのですが、それで苦労しました。

そんな立派な体温計を購入しましたが、妊娠の兆しはありません。流産から1年。そろそろ本格的に「不妊治療」を考え始めたのです。

それまでも何件か評判の良い産婦人科を受診してみましたが、自分に合わず、治療どころか逆に心に傷が増えて行くばかりでした。そんな時、幸いにも自分に合う医師と出会うことができたのです。そこで基礎体温表を見せると「卵巣機能不全」と診断。薬を処方してもらいました。


それから3カ月後、基礎体温表がとても綺麗なグラフになったのです。そして妊娠が発覚。医師はもっと時間がかかるだろうと思っていたようで、驚いていました。

妊娠希望中に基礎体温を測ると一喜一憂してしまうこともありますが、自分の体を知ることはとても大切だと思います。

 一覧にもどる

Page top icon