自分の身体を知る大切さ
私はそろそろ30歳になろうかという時に結婚をし、約1年半ほど主人と2人仲良く暮らしていました。しかし、その1年半の間私達に子供は出来ませんでした。もともと子供についてはそんなにきちんと考えているわけではなく、そのうち出来るだろうと思っていたのです。そのため妊娠に必要なことも調べたりせずに日々は過ぎていきました。
1年半を過ぎた頃、そろそろ子供を持ちたいという思いが私の中にでてきました。しかし1年半何もないまま過ぎたのできちんと妊娠について勉強しようと考え、病院に向かいました。病院で医師から多くの説明を受けいろいろと妊娠について知ることが出来たのですが、そこで妊娠するために必要なこととして基礎体温が大切であると教えられました。
恥ずかしながら私はその時まで基礎体温というものを計ったことが無く、基礎体温が妊娠することにおいてどれだけ大切かということも全く知りませんでした。医師によると基礎体温を測ることで自分の排卵を知ることが出来、妊娠するときの助けになるとのこと。また排卵を知るためだけでなく、自分の身体のサイクルを知ることで身体や心の不調も分かりやすくなるので、基礎体温は出来るだけ毎日つけた方がよいと勧められました。
次の日からさっそく基礎体温を計り始めました。基礎体温は低温期と高温期の2つに別れます。低温期から高温期に移るときが排卵期といわれています。基礎体温をつけてから初めて私の身体で分かったことがありました。低温期がとても長かったのです。通常は28日周期が基本ですが、私の場合は低温期が40日以上続いていました。普通よりも排卵まで長くかかるのです。これは基礎体温を計らなければ知り得なかったことなのでとても助かりました。
妊娠できるチャンスが普通より少ないことがわかり、本格的に妊娠したいと考え基礎体温に従いながら毎日を過ごしました。幸い低温期と高温期がわかりやすく排卵も予測でき、基礎体温をつけ始めてから4ヶ月で妊娠することができました。無事出産することができ、もう1人欲しいと考えて1歳を過ぎてからまた基礎体温をつけ始め、2人目を妊娠し出産することが出来ました。
今私が2人の子供に囲まれて過ごせるのは自分の基礎体温を知ったおかげと言えます。自分の身体のリズムを知ることの大切さを教えられました。